ピジョンの新生児つめきりハサミは使いやすくて人気があります。
でも赤ちゃんの爪をハサミで切るのは結構怖いものです。
今回はピジョンの新生児つめきりハサミを使った爪切りについてのお話です。
ピジョン新生児つめきりハサミの使い方や爪を切る手順
ピジョンの新生児つめきりハサミの良いところは、左手でも右手でもどちらでも持てるところです!
普通のハサミだと利き手に合わせたものを買う必要が出てきますが、ピジョンのつめきりハサミなら1つで済みます。
使い方としては、普段ハサミを持つのと同じようにつめきりハサミを持って、チョキチョキ切れば大丈夫です。
赤ちゃんの爪はとても柔らかいので、ハサミで簡単に切れます。
ただ、相手は赤ちゃんなので突然動くことがあります。
ピジョンの新生児つめきりハサミは、先端が丸くなっていて刃も小さく薄いので安全に切ることができますが、赤ちゃんの動きには注意が必要です。
つめきりハサミで爪を切るときは以下のような手順でやってみてください。
- 赤ちゃんを膝に乗せる。
- 爪を切る指を1本つまんで、動かないようにする。
- つめきりハサミで4〜5回に分けながら、爪の両端を切って最後に中央部分を切る。
赤ちゃんを膝に乗せるときは、赤ちゃんを前向きにして、自分と同じ方向を向かせるように抱っこするのが一番やりやすいです。
赤ちゃんの手を持つときに自然な角度から爪を切れます。
前向きに抱っこできる抱っこ紐を活用しても良いです。
横抱きでも良いですが、赤ちゃんの頭を抱えている方の手が伸ばしにくいです。
正面から向き合う形になると、自分の手を折り曲げて狭いスペースで切ることになるのでやりにくいです。
爪を切るときは深爪や巻き爪にならないように、爪の白い部分を0.5〜1mmは残してください。
爪をいっぺんに切ろうとすると、端の部分が尖りやすくなるので避けましょう。
また中央部分を先に切ってしまうと、切っている最中に突然赤ちゃんが手を動かして、爪の端の尖った部分で顔などを引っかいてしまうことがあります。
赤ちゃんの動きによっては爪切りを中断した方が良いときもあるので、なるべくどんなときでも尖った部分がないようにした方が良いです。
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赤ちゃんの爪を切るタイミング
爪を切るときは赤ちゃんに嫌がられることが結構多いです。
バタバタ嫌がって泣いていると、爪を切れない上に赤ちゃんが爪切りをキライになってしまうので、そんなときは潔く中断する方が良いです。
では、いつ切るのかというと3つのタイミングがあります。
お昼寝しているとき
爪を切る一番のタイミングはお昼寝の最中です。
熟睡しているときは身体が動かないので、とても爪を切りやすいです。
また赤ちゃんは寝ていても、指を手のひらに入れると原始反射で握り返してくれることがあります。
これを利用すると、赤ちゃんの爪がよく見えてさらに切りやすいです。
お昼寝中は無理に膝に乗せる必要はないので、寝かせたまま赤ちゃんの指を守って切りましょう。
ミルクを飲んでいるとき
母乳やミルクを飲んでいるときも、赤ちゃんは飲むことに集中しているので爪を切りやすいです。
ただこの場合は一人でミルクをあげながら切るというのが難しいので、できたらもう一人の人に手伝ってもらうと良いです。
母乳をあげてるときなら、なんとか一人でも爪を切ってあげることができますが、哺乳瓶であげてるときは赤ちゃんに哺乳瓶を持ってもらわない限りほぼ不可能ですね。
テレビや絵本などに集中しているとき
赤ちゃんがテレビや絵本を見ることに集中しているときも、爪を切りやすいです。
テレビであれば一人でも大丈夫だと思いますが、絵本なら誰かに絵本を読み聞かせしてもらって、その間に切るのが良いでしょう。
誰かにおもちゃであやしてもらいながら切るというのもありますが、おもちゃに手を伸ばしたりはしゃいだりすることがあるので、結構難しいことが多いです。
お風呂上がりの爪切りはNG
逆に爪を切るタイミングとして良くないのが、お風呂上がりです。
大人ならお風呂上がりだと爪が柔らかくなって切りやすいのですが、赤ちゃんだと柔らかすぎてしまいます。
そうすると赤ちゃんの爪や指を傷つけやすくなり、深爪もしやすくなってしまいます。
また指しゃぶりをした直後も、お風呂上がりと同じように爪が柔らかくなっているので、指しゃぶりした指の爪をすぐに切るのは止めておきましょう。
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つめきりはいつから?どれくらい伸びたら切る?
病院でも指導があるとかもしれませんが、3〜4日に1回くらいのペースで、遅くても週に1回は爪を切ってあげてください。
赤ちゃんの新陳代謝はとても活発なので、ほっておくとぐんぐん爪が伸びてきます。
生まれてからまだ退院していない新生児でも、伸び具合によっては爪を切ることもあるくらいです。
特に夏はさらに新陳代謝が活発になって爪が伸びやすい季節なので、いつもよりも爪をチェックしてあげると良いです。
では爪がどれくらい伸びたら切るのかというと、指より爪が出たら、です。
確認は正面からでも横からでも良いので、指よりも爪が少し出ていたら切ってください。
といっても、赤ちゃんの爪の形によっては爪が指に出ていなくても、見た目的に爪が伸びているなんていうときもあります。
また爪が伸びてないと思っていても、いつのまにか赤ちゃんの顔に引っかき傷がある、なんていうこともあります。
そういうときは白い部分を1mm残しながら切っちゃいましょう。
ただし赤ちゃんが落ち着いて爪を切らせてくれるとは限らないので、ダメそうなら潔く諦めましょう。
少しくらい爪が伸びていても大丈夫なので、赤ちゃんと楽しくスキンシップしたり会話しながら爪を切れると良いですね!
日々の生活に追われていると、そんな穏やかな気持ちになれないかもしれませんが、楽しくできると赤ちゃんも爪切り楽しい!って思って落ち着いて爪を切らせてくれるかもしれませんよ。
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ハサミ型の爪切りの利点とは?他の種類は?
ハサミ型の爪切りの一番の利点は切ろうとしている爪が見えることです。
今自分がどれくらい爪を切ろうとしているのか分かるので、加減がしやすいです。
誤って指の皮も切ってしまうということもあまりありません。
赤ちゃんの爪がどんなに小さくても、ハサミなら細かくチョンチョンと切りやすいです。
またコテ型のよくある爪切りと違って、切った爪が中に入って詰まるということもないので、衛生面もバッチリです。
使える時期も、ハサミなら新生児から使えるので、安心です。
コテ型の爪切り
もし子どもが1才を過ぎていくと、爪が硬くなってきてハサミだと切りにくくなるので、そうしたらよくあるコテ型の爪切りに切り替えていきましょう。
子ども用のコテ型の爪切りは生後9ヶ月から使えるものが多いようです。
1才を過ぎたからといってすぐに大人用のコテ型の爪切りを使うのはちょっと危ないです。
子ども用のは小さいサイズであることはもちろん、刃先が真っ直ぐになっていて子どもの爪に合わせやすいようにできています。
ヤスリ型
どうしても爪を切るという行為が苦手だという人には、ヤスリを使って爪を削るというやり方もあります。
一度に切るということがなく、少しずつ爪を短くできて尖った部分を作ることがないので、一番安全です。
ただし、ハサミ型やテコ型より非常に時間がかかります。
ただでさえ赤ちゃんはじっとしていないことが多いのに、時間をかけてヤスリで爪を短くするのはなかなか難しいと思います。
日中は厳しいので、夜ぐっすり寝たタイミングでやることになると思います。
そういう場面を想定してか、ヤスリ型の中にはライトが付いたものもあります。
爪を切った仕上げとして、ヤスリを使うなら大いにアリだと思います。
それでも落ち着いてヤスリをかけさせてもらえるかというと、正直不安ですね。
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爪切りに失敗したときは?
安全なピジョンの新生児つめきりハサミでも、爪切りに失敗してしまったなんてこともあります。
そんなときに備えて、慌てず対処できるように何をすれば良いのか知っておきましょう。
深爪したら
深爪の場合は特に気に病んでしまう必要はないです。
赤ちゃんは新陳代謝がすごく活発なので、またすぐ新しい爪が生えていきます。
次回爪を切るときには、白い爪の部分を1mm残すということを意識すれば大丈夫です。
そうすれば深爪しても元に戻ります。
出血したら
爪切りで出血してしまっても、ちょこっとした出血ならそのままで大丈夫です。
消毒の必要もありません。
逆に消毒してしまうと、傷を治そうとする細胞まで死んでしまうので良くないです。
しばらく様子を見て血が止まるなら、絆創膏を貼らなくても良いです。
大人もそうですが、指先に絆創膏があると何かと邪魔になってしまいます。
また赤ちゃんが絆創膏を貼っている指で指しゃぶりをすると、誤って絆創膏を飲み込んでしまうなんていうこともあります。
もし出血が止まらないようなら病院へ行ってください。
出血し続けているときは、深く傷がついてしまっている可能性が高いです。
自分で判断がつかないというときは、赤ちゃんの救急ホットラインや小児科に電話して相談してみるのも良いです。
一人で抱え込んでしまうとあまり良いことがないので、周りの人を頼りましょう。
慣れないときの爪切りはなかなか大変ですが、ぜひ自分のやりやすい方法を見つけて赤ちゃんと爪切りを楽しんでください。
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